ベッドと欲望と愛  
2006.03.10.Fri / 03:11 
犬童監督の「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」では
ベッドがまるでファンタジスティックな装置になっていて、
セックスがフレンチキスみたいな、軽い感覚で描かれている。
張って剥がせるスプレー糊みたいな感覚。

僕の大好きな映画「沙耶のいる透視図」では
セックスは鉛のように重く、氷のように冷たく、
ナイフのように鋭い凶器のように描写されている。
恋に落ちた二人は接着剤のように溶けて融合し、剥がすときに痛みを伴う。
男と女は、欲望と愛という地獄に嵌って傷付き、もがき苦しむ。

ずいぶんと対照的な作品だなと思った。
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